スペシャル講師紹介(敬称略)

講師の方には事前アンケートをお願いしておりますので、その結果次第では書き換えてしまうこともあります。ご注意ください。(むしろお楽しみください)


徳田安春(地域医療機能推進機構本部総合診療顧問)

徳田安春医師は宣言した。「100%の力でかかってこい。こちらは120%の力でJPC2015を破壊する、たたきつぶす。それが闘いの美学である」と。総合診療のトップに君臨する彼に我々は勝てるのだろうか?とりあえずできることは、お決まりの入場曲をかけないことだ。彼が本気なら、我々も本気でぶつかるしかない。なーに、負傷しても救急医が会場にいるから大丈夫。心おきなく闘える環境が、JCP2015にはあります。

須藤博(大船中央病院内科部長)

医師・医学生を指導すべく全国を飛び回っている身体診察オタク・須藤博医師。フィジカルや電解質の分野で揺るぎない地位を築かれている高名な先生である。しかし、みなは知らない。どれだけカメラを愛し写真を愛しているのかを?中学生の時に一眼レフカメラを始めただけあって腕前はプロ以上である。いつも会場カメラマンを泣かせているのが須藤医師なのだ。今年はぜひカメラ講座も行って欲しいと本気で願っている。

百武威(星ヶ丘医療センター呼吸器外科

百獣の王にして眠れる獅子の百武威医師がついにJPC2015に殴り込む!医師でありながらも国会議員を経験した百武医師。医療の現場に戻ってきた彼にもはや言論統制の圧力はない!国会で医療問題はどう扱われているのか?他の議員はどう考えているのか?霞ヶ関にいる役人の認識は?国は医療問題をどう解決し、我々を導こうとしてるのか?診察室からは見ることのできない世界を語る!

北和也(やわらぎクリニック副院長/西和医療センター感染制御内科 非常勤医)

「身体診察は学んだら場所を問わずにすぐに実践できる!」と語るのは、昨年JPCの花道に一輪のハイビスカスをそっとおき「God Job」と去っていった北和也医師である。「もっと暴れたかった、もっと盛り上げたかった...」。あれだけやったのに、何が不満なのか?疑問である。しかし関西人の血が許さないようだ。既に彼のJPC2015への挑戦は始まっている。どうやら北海道で・・・。乞うご期待!

佐田竜一(亀田総合病院 総合内科)

「フィジカルは自分が検査機器になったような感じがして気分がいい」と魅力を語りつつも「フィジカルバイアスに留意する必要がある」と注意を促すのは、医学界のファッションリーダー佐田竜一医師である。昨年彼はメガネチェーン店「JiNS」の紙袋を持っていた。そう、常に「仁の心」で時には熱く、時には冷たく会の運営を見守っているのだ。我々が常に冷静でいられるのは佐田医師の存在があるからだ。今年はどんなファッションで来島するのか?注目である。

忽那・ダニー・賢志(国立国際医療研究センター 感染症内科)

参加動機は「奄美大島に行きたいから」と語る忽那医師。感染症が専門で普段はグローバルでインターナショナルな部署で活躍していると豪語する。デング熱感染者が国内で発見された昨年はテレビやマスコミで解説を行い、ドクターGだけでなく情熱大陸にまで出演してしまった。そう、彼は国内を忽那ワールド一色に染めたのである。JPC2015でも集団感染を引き起こすかもしれない。最も危険な男である。しかも、彼に対抗できるワクチンは…ない。

片岡裕貴(兵庫県立尼崎総合医療センター 呼吸器内科/臨床研究推進ユニット

愛妻家である片岡裕貴医師は主張する。「患者にベストプラクティスを届けるには、単一施設だけでは限界がある」と。施設を超えた地域包括ケアシステムの構築に想いをよせる彼の娘はかわいい。「ついつい気になって写真を撮りまくってしまった(カメラマン談)」との逸話もある。今年もまた会えるのか?昨年は講義後に医学生から質問責めにあっていた。恐らく一番囲まれたのが彼であろう。あれから一年。愛娘の成長を超えた片岡ロジックが炸裂する!

志水太郎(東京城東病院)

「フィジカルは医療技術のアートの根幹に位置する、廃れさせてはいけない。これを後輩に受け継いでいくために私たちは存在している」。医学会の貴公子、志水太郎医師は静かに、そして熱く語った。青い炎は赤い炎よりも熱量が高いという。彼はまさに青い炎である。徳田医師と闘魂外来を広める彼。徳田幕府の次を担うのは志水政府か?。論理的かつ熱いレクチャー。大政奉還を目指し、JPC2015では青い炎が爆発する!

松本謙太郎(国立病院機構大阪医療センター)

マツケン先生こと松本謙太郎医師。研修医や医学生が主催する勉強会の裏には必ずといっていいほど彼の存在がある。「主役になる気はないのか?」疑問に思い質問したところ「私はフィクサー(fixer)」であり続けたいと答えた。数年前の雨降る夜、フィジカルクラブからの帰り道でのことであった。fixerは良くとれば利害調整を図る人、悪くとらえれば黒幕だ。彼がどちらの意味で言ったのかは未だ不明なのである。

原純(県立大島病院救命救急センター)

限られた時間と人員で次々と来る患者を診る。そんな環境でどこまで身体診察の精度を高める事ができるのか?原純医師は突き詰めたいと言う。この8年間、奄美の地で救命救急センターの開設、ドクターヘリの導入に向けて全力で進んできた。最低限のセーフティーネット作りだ。軌道に乗れば次のステップ、より安心して生活できる医療環境作りに挑める。命を愛し、医療を愛し、そして家族を愛する。彼からは愛を学びたい。

小田切幸平(名瀬徳洲会病院産婦人科部長)

大変失礼だが正直に暴露する。昨年、小田切幸平医師はノーマークだった。しかし…。参加者からあがった驚きの声はやがて歓声となり、会場中に小田切フィーバーがおこり、阪神巨人戦以上に盛り上がる。レクチャー慣れしているベテラン講師でさえも舌を巻き、彼を大絶賛していた。そして彼の後に登壇する講師は急遽自分のプレゼンデータを作り直すなど、多大なプレッシャーをも残したのである。奄美の産婦人科医は半端なく熱い。熱中症に気をつけろ!

水田博之(徳之島徳洲会病院副院長)

「離島医療について熱く語りたい」。JPC2015への意気込みを聞くと水田博之医師はそう答えた。悪天候時には転院搬送ができない。自分の専門がわからなくなるくらい種々の疾患を経験する。大きな期待を寄せる住民のために、限られたリソースのなかで工夫する。困難は多いが本土と変わらぬ医療を実現したい。離島医療に終わりはない。そこに人が住み続ける限り、誰かがやらなければならない。水田医師からは離島医療の「真の姿」が見えてきます。

平島修(JPC2015実行委員長/フィジカルクラブ部長)

2012年の夏に大阪・堺市立病院で立ち上がったフィジカルクラブ。今や病院・施設の枠組みを超えて全国で部活動が展開されている。いったい彼は何ヶ所回ったのだろうか。航空機の搭乗回数はゆうに200回を超えているという。そう、平島修医師は今もっとも日本のフィジカル界と日本航空に貢献している漢なのである。このままいくと、「彼の裸体(上半身)を見たことはない」と言える医師・医学生は日本から消滅するであろう。